古賀歯科医院

 

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メッセージ Ⅴ ― ヒューマンエラー ―

どのような最新の治療機材を利用しようと、歯科治療のほとんどすべてのステップは歯科医師の手作業で進められます。そのために、一生懸命治療に取り組んでいても時としてエラーは残念ながら起きます。
ヒューマンエラーと言いますね。
もちろんエラーのないことが望ましいし、治療エラーが少ないのが上手な歯科医師であると言えるかもしれません。
しかしどのように優秀な歯科医師でも人間である以上エラーは必ず起きます。
私たちがここで問題にしたいことは、エラーが起きた時に、“スルー”しないですぐやり直せる歯科医師でなければいけない、という“あたりまえ”のことです。
患者さんは歯科医師を“信”じて治療を“託”されています。
これを“fiduciary, trust=信託”と言います。大切な言葉だと思います。
例えば、できる限り歯にピッタリ合ったクラウンを作るために、削った歯の精密な“型取り治療”をします。
しかし型取りの時、小さな気泡が“型”入ってしまうことがたまに起きます。
99%きれいに“型”が取れていて1%、ちょこっと気泡が入ったとして、この“型取り治療”を採点すると99点でしょうか。
いいえ、残念ながら0点なのです。
型取り治療には0点か100点、どちらかしかありません。
きちんと“型”が取れていなければ技工士さんは正しいクラウンができません。
型取り治療がうまく行かなかったときに、「ごめんなさい、うまく“型”が取れなかったのでもう一回取り直します」、と患者さんに率直にお話しすることが、intellectual honesty 、歯科医師としての誠実さであり正直さです。
患者さんにはうまく行ったのかどうかは一切わからないのですから。
古賀歯科医院では“型”を取るとすぐに実態顕微鏡でエラーがないかどうかチェックします。肉眼では小さな気泡などのエラーが判らないのです。
ここに一切妥協はありません。“ダメはダメ”ということです。
また、神経治療の最終段階でお薬を使って根の先をシールします。“根管充填”と言います。
神経治療の最終段階で、とても重要な治療ですが同時に難しい治療なので、1回でうまくゆかないことがあります。うまくゆかなかったら当然やり直します。“スルー”せずに。
根の先をシールするシール剤はレントゲンにはっきり映るように作られています。根の先端が過不足なく“根管充填”できているかレントゲンで確認診断しなければならないからです。
根管充填治療がきちんとできていなければ、その上にいくらきれいな歯が乗っても、不良基礎工事の不良建築マンションと同じです。
他院の治療の不具合で私どもが治療依頼を受ける症例の多くには、残念ながら治療結果を確認したとは思えないケースが珍しくありません。本当に残念です。
古賀歯科医院では根管充填後には必ずレントゲンを撮り、拡大モニターで治療結果を患者さんにお見せし、どうして治療がうまく行ったと言えるのか、またはどこがうまく行っていなくて治療を再トライしなくてはいけないのかを説明しています。
全ての治療が1回でうまくゆくとは限りません。不可抗力もあります。
リカバリーすべきことに気付いたときは患者さんに託されている信頼、費用にかけて、そして歯科医師のプライド、矜持にかけてやり直すべきです。
私たちはそのように考えています。

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